わが国の健康・医療戦略では、基礎からのシーズを臨床研究及び治験を経て、革新的な医療機器として、より早く医療現場に届けるための事業・イノベーションの創出を推進することが掲げられています。一方、医療機器として上市に至るには、優れたシーズであるだけでなく、製品化ニーズ、臨床ニーズとの合致に加え、基礎研究フェーズの段階から、後の製品化を見据えながら医療機器として必要なさまざまな要件を理解した上で医療機器開発を進めることが重要です。
AMED「若手研究者によるスタートアップ課題解決支援事業」(以下、本事業)は、医療機器スタートアップの創業を目指す大学等の研究者を対象として、開発サポート機関(Tokyo Biodesign)による教育プログラムやメンタリングなどの支援のもと、多角的な観点を踏まえた医療機器の研究開発を推進します。
本事業の一環として、若手研究者の事業計画についてのピッチを実施いたします。
リアルタイムWEB配信を行うことで人材マッチングイベントを兼ねます。
プログラム
時間 | 内容 |
10:00~12:10 | 研究者による公開ピッチ |
12:10~12:30 | 総評・閉会 |
登壇者略歴
倉敷中央医療機構 研究員 藤原 崇志氏 「スマートフォン上で動作する聴覚検査機器の開発事業化」 |
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広島大学 助教 水野 優氏 「糖尿病網膜症や緑内障など失明につながる 眼疾病を迅速かつ簡便に診断する汎用遠隔型眼底診断AI (SaMD)のスタートアップ」 |
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国立がん研究センター 研究員 吉田 康之氏 「がんの低侵襲治療における治療効果向上と合併症低減を 目指した生体親和性ポリマーに関する研究開発」 |
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浜松医科大学 教授 長島 優氏 「パーキンソン病患者のすくみ足症状を改善する実時間 サイバーフィジカルシステム型ウェアラブル装置の開発」 |
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大阪大学 特任助教(常勤) 三宅 啓介氏 |
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順天堂大学 准教授 猪俣 武範氏 「バーチャルリアリティを用いた 小児弱視訓練用プログラム医療機器の開発」 |
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がん研究会 副医長 辛川 領氏 「がん切除後再建手術のための 皮弁血流動態画像解析システムの開発」 |
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大阪大学 助教 上村 圭亮氏 「CT像から筋骨格情報を計測するAIシステムの研究開発」 |
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東京大学 特任助教 柿花 隆昭氏 「インプラント感染に対する 電気殺菌を用いた低侵襲治療法の開発」 |
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大阪大学 医員 玉川 友樹氏 「人工呼吸器患者を救う革新的神経刺激装置の開発」 |
対象者
CxO(経営幹部)またはエンジニア人材としてスタートアップに参画したい方、あるいは興味のある方。
参加費
無料
主催
主催:東京大学ジャパンバイオデザイン(Tokyo Biodesign)
協賛:国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) 若手研究者によるスタートアップ課題解決支援事業
協力:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)