本シンポジウムでは、日本における再生医療・遺伝子治療の進展を、時には先取りし、時には 振り返りながら、産業化・実装化に向けた様々なステージで課題となるトピックを議論してきました。再生医療製品・遺伝子治療用製品は、国内の承認製品も順調に増え、治療選択肢のひとつとして存在感が高まってきています。また、製造技術の改良やサプライチェーンの効率化などが検討され、産業としても成長が見込まれています。さらに、既存の製品モダリティの枠にとらわれない、新規の作用機序や治療コンセプトを持つ製品の研究・開発も進んでおり、“次世代” と呼べる新たな製品の実用化にも期待がかかります。 一方、新しい治療法・治療製品の普及には、常に新しい課題が伴います。例えば、医療関係者はその使用法や取り扱い方について、企業は製品の開発や製造等について、規制当局においては評価方法やレギュラトリーサイエンスなどについて、それぞれの立場で課題に直面することがあると思います。本シンポジウムは、これまで同様、産官学で課題を共有し、解決策に向けた建設的な議論の場でありたいと考えています。
本年は、産業として再生医療製品・遺伝子治療用製品が更なる発展を遂げるための課題、さらには次世代の新しい製品を効率的に開発していくための取り組みについて、皆さんと議論を深めていきたいと思います。そこで、今回のシンポジウムでは、以下の5つのセッションを企画しています。
・規格外となった自家細胞製品の臨床使用における課題
・CMC薬事の役割とCMC薬事戦略の重要性
・アデノ随伴ウイルスベクター製品の周辺技術と課題
・再生医療等製品の価格と経済性
・細胞外小胞製品への期待と課題
さらに、次世代製品の実用化を目指すアカデミアの研究者や、日本の再生医療製品・遺伝子治療製品の開発を支える政府/規制当局の担当者から、基調講演等にて最新の話題をご提供頂く予定です。
皆さまのニーズやご都合に合わせて本シンポジウムをご活用いただけるよう、今回もハイブ リッド形式で開催するほか、シンポジウム終了後の発表資料の配布や講演動画の配信を予定 しています(注)。また、1日目の夜には参加者間で自由な意見交換のためのネットワーキングイベントを実施いたします。
本年も多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
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44606_ext_06_0日時: 2024年12月11日(水)10:00-17:150、12月12日(木)9:30-18:00
日本橋ライフサイエンスビルディングおよびオンライン
(外部サイトが開きます)
Web申込受付〆切:2024年12月10日(火)正午12時まで ※当日会場受付いたします
プログラム
Day1
09:30-10:00 受付
10:00-10:10 開会のあいさつ
10:10-10:30 インスパイアリングセミナー
10:30-12:15 Session1
12:15-13:40 ランチブレイク
13:40-14:10 教育講演1
14:10-14:30 コーヒーブレイク
14:30-15:10 教育講演2
15:10-17:10 Session2
17:10-17:15 Day1 Wrap-UP
17:30-19:00 情報交換会
Day2
09:30-11:15 Session3
11:15-11:25 コーヒーブレイク
11:25-12:05 スペシャルセッション:基調講演1+パネルディスカッション
12:05-13:00 ランチブレイク
13:00-15:00 Session4
15:00-15:15 コーヒーブレイク
15:15-17:15 Session5
17:15-17:55 基調講演2
17:55-18:00 閉会のあいさつ
参加費
※プログラムをご確認ください
定員
定員なし ※多くのみなさまご参加をお待ちしております!
主催
一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン
お問い合わせ先
一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-3-11 日本橋ライフサイエンスビルディング6F
Tel: 03-6214-0574 Fax: 03-3278-1313 E-mail: Japan@diaglobal.org