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慶應義塾大学医学部主催「第5回健康医療ベンチャー大賞」のLINK-J賞に、現役医学部生チーム「X-pain」を選出しました(12/20)

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2020年12月20日(日)、慶應義塾大学信濃町キャンパスにて、慶應義塾大学医学部主催「第5回健康医療ベンチャー大賞」が開催されました。今年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。(主催:慶應義塾大学医学部、共催:慶應義塾大学理工学部・慶應義塾大学イノベーション推進本部、協賛:LINK-J・三井不動産ほか)

LINK-Jは、本イベントにて、大阪大学医学部生、東京医科歯科大学医学部生、慶應義塾大学医学部生他から成るチーム「X-pain」に「LINK-J×慶應義塾大学賞」を贈りました。賞品としてLINK-J会員の会費1年分と入会金免除が授与されました。

「X-pain」は、癌患者の痛みを デジタル治療で解決するため、患者用疼痛スキャナーと、患者・家族・医師が連携しながら患者本⼈の痛みを管理できる治療アプリの開発を⾏っています。

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5回目を迎えた健康医療ベンチャー大賞は、日本初の慶應義塾大学による医学部主催のビジネスコンテストとなります。起業が当たり前の文化を創り、起業の後押しとなるようにアカデミア(学界)とアントレプレナー(起業家)の橋渡し役となることで、健康・医療領域におけるイノベーションの促進に貢献する医学部だからこそ実現できる臨床と研究に基づく新たな取り組みです。

今回の決勝大会では、厳しい審査を乗り越えた選りすぐりの7チーム(学生部門3団体・社会人部門4団体)の発表のほか、三菱総合研究所理事長、プラチナ構想ネットワーク会長の小宮山宏氏のシンポジウム、株式会社ビジョンケア代表取締役社長の高橋政代先生、株式会社メドレー代表取締役医師の豊田剛一郎氏、慶應義塾大学の教授陣や若手アントレプレナーによるディスカッション、二次審査上位チームによるライトニングトークが行われました。

今回LINK-Jが選出した「X-pain」は、癌患者の痛みを解決するためのソリューションを提供することを目指しています。

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癌患者は8種類以上の薬を飲む場合がほとんどであり、かつ70%の患者が痛みをうまくうまく伝えられない状態にあり、痛みを常に感じている患者、服薬管理をする家族、診断する医師、それぞれ課題があります。

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X-painの技術により痛みを可視化することで、患者は自身の状態を正確に伝えることが可能となり、家族の管理負担も軽減されます。また医師の診断の一助ともなり診察の効率化につながることに加え、将来的には痛みの波形データの蓄積によるAI機械学習での疾患予測も可能になれば臨床的価値も高まると期待されています。

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今後は2021年3月頃を目指して起業、大学との共同研究や治験を進めていく予定です。

LINK-Jでは引き続きライフサイエンス系大学発ベンチャーやスタートアップの支援に力を入れてまいります。

今後とも皆様のご活躍を期待しています!

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