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イベントレポート

製薬企業が欲しい「グローバル活躍人材」とは!~ホテル、ヘッドハンティング、医療機器、製薬業において常に「人」を観てきたプロフェッショナルからの本音を探る~L x T bridgeグローバル編vol.4を開催(5/25)

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2021年5月25日(火)、LINK-Jは「製薬企業が欲しい「グローバル活躍人材」とは!~ホテル、ヘッドハンティング、医療機器、製薬業において常に「人」を観てきたプロフェッショナルからの本音を探る~」をライブ配信いたしました。
ライフサイエンスにおけるグローバル化・ボーダレス化は、ますます加速され、国際間の企業アライアンスや、投資、事業買収等が積極的に行われています。L x T bridgeグローバル編では、これまでライフサイエンス分野の将来展望と示唆、スタートアップのグローバルビジネスの加速化、デジタルトランスフォーメーションをテーマに実施してまいりました。
Vol.4となる今回は、企業人事の視点から、今後のビジネスのグローバル化においてどのようなスペックや意志を持つ人材が求められていくのかについて、武田薬品工業のR&D/ワクチン部門にてTalent Acquisition Lead(採用責任者) として、製薬企業における最前線で人事戦略を構築・実践している犬島大介氏を講師に招き、お話頂きました。

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【登壇者】

犬島 大介 氏(武田薬品工業株式会社、Talent Acquisition Lead, R&D HR Japan)
松永 昌之 氏(Oxentia シニアコンサルタント Ph.D.、LINK-Jサポーター)
曽山 明彦 (一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン常務理事 東北大学客員特任教授 厚生労働省医療系ベンチャー振興推進会議構成員)

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犬島氏からは「製薬企業が欲しい『グローバル活躍人材』とは!」と題し、ご自身のご経歴や武田薬品工業の事業の変遷、求められるグローバル人材とは何かをお話しいただきました。犬島氏は、ホテル業界、ヘッドハンティング、医療機器、製薬企業で培われた経験を、現在の「R&D HR タレントアクイジションリード(採用責任者)」に活かされています。現在転職を検討されている方、または人事担当者の方にも大変参考になるお話を頂きました。

武田薬品工業のグローバル化の変遷

武田薬品工業でのグローバル化については、国内向け製品を限定した病院に販売しているだけでは、ビジネス領域を賄えず、グローバルの視点で研究開発、製造、販売を行う必要があったこと、また日本市場が飽和状態で今後の成長予測が±ゼロであったことを踏まえて、グローバル化が進みました。1980年代にはグローバル事業の拡大は加速し、まず日本がHQとして海外事業を管理し、2014年以降新グローバルオペレーティングモデルとして、6つのBUが各ビジネスについてオーナーシップ、P/L責任を持ち、R&D、QA、GMS(製造部門)はそれぞれ米国、スイスにHUB機能を持ち、そして東京本社は、グローバルHQとして推進・調整・統合の役割を担う体制となりました。

必要となるグローバル人材とは?

多様な環境での勤務、多様な働き方についてご紹介いただきました。犬島氏は、「柔軟な働き方とともにワークライフバランスを重視する人がもっと増えてくるが、それは 「プライベート」と「仕事」のどちらを選択するか取捨選択ではなく、 生活と仕事を調和させる事で得られる相乗効果・好循環である。そして多様な人種、多様な文化、多様な環境で前向きに働く事が出来、グローバルの視点で物事を考えられる方が求める人材であり、日本人にこだわって採用をする必要はないと思う。また、日本人でも英語が得意でなくてもグローバル活躍人材になれる」と述べられました。

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パネルディスカッション 日本人だからこそグローバル環境において発揮できる力とは

続いて、モデレーターに松永様、LINK-J曽山が加わり、パネルディスカッションでは、日本人のグローバル環境で発揮できる力に関して話題が挙がりました。 視聴者からの質問では、 「製薬会社の研究開発職に就くには、ある程度のレベル以上の大学の博士課程や修士課程の出身者しか採用していないのが現状だが、日本ではまだまだ学歴重視なのではないか?」「知恵ある方はどこでも欲しい人材だが、どのように知恵の程度を測っているのか?」など人事担当者など様々な立場の方から多くの質問が寄せられました。

また今回のネットワーキングタイムには、100名以上の方にご参加頂き、登壇者と直接議論を深めることができました。ご参加頂いた皆様、ご登壇の皆様、ありがとうございました。今後の本セミナーシリーズもぜひご視聴ください。
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