日本橋渡し研究アライアンス(Alliance for Clinical Translation of Japan ; ACTjapan)は大阪大学との協定の下、橋渡し研究を通じた新規医療実用化を目指す32の大学等の研究機関ネットワークです。アカデミア発の医薬品、再生医療、遺伝子治療、医療機器などの実用化に向けた様々な活動を連携しながら推進しています。
この度、ACTjapanでは「ACTjapanフォーラム アカデミア臨床開発Update ~最新モダリティを駆使したがんへの挑戦~」を開催致します。
近年、がん治療においては新規モダリティを利用した治療法の開発が精力的に進められており、実用化も始まっています。そこで本年のACTjapanフォーラムでは、最新モダリティを駆使したがん治療に焦点を当て、その現状や展望についてご講演頂くこととしました。
特別講演では、今、注目すべき革新的ながん治療法を研究・開発されている小林 久隆先生と垣見 和宏先生をお迎えして、最先端のご研究内容や臨床応用についてご講演頂くと共に、「実用化が期待される新しいがん治療」と題し、この分野の最先端の研究者の方々にご講演頂きます。また、ACTjapan協定機関から、最新のがん治療に関連する有望な研究開発シーズについてオンデマンド配信にてご紹介頂きます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
●来場参加申し込み
※締め切り:11月16日(木))
●オンライン参加申し込み
※直前まで申込可能です
プログラム
13:00-13:10【 開会の挨拶 】
名井 陽 大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター 教授
13:10-14:10【 特別講演① 】
● ネオアンチゲンの同定と特異的TCR-T細胞治療法の開発
垣見 和宏 近畿大学医学部 免疫学教室 主任教授
14:20-16:00【 実用化が期待される新しいがん治療 】
● 難治性がんに対するアルファ線核医学治療薬の開発
深瀬 浩一 大阪大学大学院理学研究科・大阪大学放射線科学基盤機構 教授
● 腫瘍抑制因子RESTスプライシングを制御する核酸医薬開発
下條 正仁 大阪大学大学院薬学研究科 生物有機化学分野 特任准教授
● 新規経口がん治療ワクチンの臨床開発
白川 利朗 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 先端医療学分野
教授, 副研究科長
● HER2陰性乳癌・転移再発症例への治療法の開発
谷山 義明 大阪大学医学部 先端分子治療学 特任教授
16:20-17:20【 特別講演② 】
● がんの近赤外光線免疫療法(光免疫療法、アルミノックス療法)
小林 久隆 米国国立がん研究所 終身主任研究員
関西医科大学附属光免疫医学研究所 所長
17:20-17:30【 閉会の挨拶 】
金高 賢悟 長崎大学大学院 消化器再生医療学 教授
【 ショートビデオプレゼンテーション(オンデマンド配信)】
CROCO(大阪大学医学部附属病院が提供する臨床研究e-learningサイト)にて期間限定で配信致します。CROCOからの視聴方法はACTjapan HPに掲載致します。
● 切除可能膵癌患者に対する術前化学療法+手術の治療効果を予測するバイオマーカーの臨床
応用
谷内 恵介 高知大学医学部 消化器内科 准教授
● 尿中エクソソーム上EphA2による尿路上皮癌診断法の開発
藤田 和利 近畿大学医学部 泌尿器科 准教授
● 腫瘍溶解性ヒト35型アデノウイルス製剤の開発基盤研究
水口 裕之 大阪大学大学院薬学研究科 教授
● 筋層非浸潤性膀胱癌に対する新たなる治療薬開発を目指して
河嶋 厚成 大阪大学大学院医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学) 講師
● WT1を標的にした癌代謝分子標的治療
尾路 祐介 大阪大学大学院医学系研究科 生体病態情報科学講座 教授
● PKRとその下流分子を標的とした新規肝細胞癌治療法の可能性
渡辺 崇夫 愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学 助教 (特任講師)
● がん細胞指向性を有するタンパク質カプセルによる新規DDSの開発
乾 隆 大阪公立大学大学院農学研究科 教授、創薬科学研究所 所長
参加費
無料
定員
※ご参加には事前登録が必要です。来場参加については、定員に達した場合は先着順とさせていただきます。
主催
共催:
日本橋渡し研究アライアンス
大阪大学橋渡し拠点(大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部)
後援:
大阪大学大学院医学系研究科 医学部附属病院 産学連携 クロスイノベーションイニシアティブ
一般社団法人 ACTjapan
お問い合わせ先
電 話:06-6210-8298 FAX:06-6210-8301
e-mail:actjapan@dmi.med.osaka-u.ac.jp