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イベントレポート

「WISH&SEEDsマッチング会 ~大学SEEDsと企業WISHをモダリティと疾病領域の2軸で結ぶ初の取組み~」を開催(3/23)

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2022年3月23日(水)にオンラインにて「WISHSEEDsマッチング会 ~大学SEEDsと企業WISHをモダリティと疾病領域の2軸で結ぶ初の取組み~」を開催いたしました。(主催:ACT japan、日本バイオテク協議会、LINK-J

本イベントは大学等の創薬シーズ(SEEDs)と製薬企業の医療ニーズ(WISH)を偶然からより必然的にマッチングさせ、1秒でも早く患者さんのもとに医薬品を届ける試みとして、今般第二回を開催しました。疾病領域とモダリティの2軸いずれにおいても一致する大学側SEEDsと製薬企業WISHを双方が発表し、その後に個別に面談することでこれまでより高い確率でのマッチングを目指しました。

ActJapan0323.png

イベントの様子(名井 陽:ACTjapan 代表幹事、佐々木 健一:ACTjapan 探索ワーキンググループ代表 関西医科大学

LINK-J様、日本バイオテク様説明資料(2021年12月)_ページ_03.png

第一部は一般公開し、製薬企業側からは5企業、アカデミア側からは10名の先生が発表し、155名の方に視聴いただきました。第二部はZOOMのブレークアウト機能を使用し5つの部屋に分かれて個別に論議をおこないました。

ご登壇いただいた皆様は以下の通りです。

企業WISH発表:
①EAファーマ株式会社
坂 泰宏(創薬研究所 探索統括部 外部連携チームリーダー)

②ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
岩田 博司(クリニカルディベロップメント部門 Japan Open Innovation Lead)

③日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
山下 南海子(事業開発&ライセンシング マネージャー)

④田辺三菱製薬株式会社
本渡 猛(創薬本部 創薬企画部 主席)

⑤株式会社スコヒアファーマ
渡部 正教(創薬研究所長)

アカデミアSEEDs発表<神経系疾病領域>:
①リボソームのタンパク質翻訳機能改善による筋萎縮性側索硬化症治療薬の創出
長野 清一(大阪大学大学院 医学系研究科)

②核酸標的低分子によるハンチントン病のリピート短縮治療
中谷 和彦(大阪大学 産業科学研究所)
中森 雅之(大阪大学大学院 医学系研究科)

③Npas4関連因子を用いた脳梗塞の新規予防・治療法の開発
片山 泰一(大阪大学大学院 連合小児発達学研究科)
坪井 昭夫(大阪大学大学院 生命機能研究科)

④α-synuclein凝集伝搬阻害によるフラボノイド配糖体のα-synucleinopathy治療薬としての開発
馬場 孝輔(富山大学 学術研究部医学系)

⑤脳梗塞・肺線維症・多発性硬化症をターゲットにした新規TLR/Wntシグナル制御ペプチドの開発
島村 宗尚(大阪大学大学院 医学系研究科)

アカデミアSEEDs発表<炎症性疾患領域/その他>:
①脳が制御する潜在的な保護能力を誘導する感覚創薬技術
小早川 高(関西医科大学 附属生命医学研究所)

②シリコン製剤を用いた新規抗炎症治療法の開発
島田 昌一(大阪大学大学院 医学系研究科)

③炎症性腸疾患に対する全身投与型の核酸治療
山本 浩文(大阪大学大学院 医学系研究科)

④ATP合成酵素活性化剤による虚血性心疾患治療法の開発
加藤 久和(大阪大学大学院 医学系研究科)

⑤内臓感覚神経を作用標的とした脳機能(摂食・代謝・精神)の改善・治療法の開発を目指して
岩﨑 有作(京都府立大学大学院 生命環境科学研究科)

参加者の事後アンケートにも、昨年に引き続き本マッチング会により大学と企業のマッチングが進むとご意見いただきました。

スライド4.PNG

本マッチング会は来年以降も開催する予定です。ご視聴いただいた皆様ありがとうございました。

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