オーストラリアは、臨床試験(治験を含む)などの研究開発に対するサポート環境が非常に充実している国です。例えば、条件を満たせば、研究開発費の43.5%を上限に税額控除を受けることが可能で、これは一定の条件を満たせば日本を含む海外企業も対象となります。また、臨床試験を実施する上で重要となる、スピーディーで、品質の高い臨床試験の実施を得意としており、これまで多くの米国や欧州のグローバル企業が、オーストラリアで様々な臨床試験を実施しています。
本セミナーでは、クイーンズランド州政府の安達駐日代表から、同州におけるバイオサイエンス産業の支援策の概要をご紹介させていただきます。またクイーンズランド州のライフサイエンス企業を代表してQ-Pharm社のCEO(最高経営責任者)からのプレゼンも予定されており、グローバル企業による具体的なケーススタディーなども紹介する予定です。
なおQ-Pharmは、8月27日(月)から31日(金)までの期間中であれば、個別での打合せも可能ですので、もしご希望であれば、クイーンズランド州政府駐日事務所までお申し出ください。
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38806_ext_26_0日時: 2018年8月29日(水) 16:00~18:30(受付開始15:30)
日本橋ライフサイエンスビルディング10階 1004会議室
(クイーンズランド州政府支援策参考資料) クイーンズランド州では、「Queensland Biofutures 10-Year Roadmap and Action Plan」という政策プランを州政府が制定した結果、海外企業(日本企業を含む)による基礎研究、臨床研究(臨床試験、治験を含む)が効率よく進められ、海外企業の研究拠点のクイーンズランド州への移転も散見されるようになりました。 (Q-Pharm参考資料) Q-Pharmは、オーストラリアにおけるCRO最大手の一つで、名門クイーンズランド大学を母体にして20年以上の実績と、15,000人を超える臨床試験への参加者データベースを持っています。得意分野は、マラリア研究、ワクチン研究、消化器病学、感染症、皮膚科学、呼吸器、麻酔、心臓血管、CNS/神経学、内分泌学、婦人科、血液学、医療画像処理、腫瘍学、整形外科、精神医学、腎臓、リウマチなどの治療領域で、これまでに多数の臨床試験を実施した実績があります。Q-Pharmが実施した臨床試験(治験)の結果を基に、オーストラリア(TGA)だけでなく、北米(FDA)、欧州(ANSM、AEMPS)、南米(ANVISA)への申請・登録が行われた事例は数多くあります。
プログラム
時間 | 講演内容 |
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15:30 - | 受付開始 |
16:00 - 16:05 | 挨拶&趣旨説明(LINK-J) |
16:05 - 16:35 | 「オーストラリア・クイーンズランド州におけるバイオサイエンス産業への取り組みと支援策」 安達 健氏(クイーンズランド州政府駐日代表) |
16:35 - 17:20 | 「Q-Pharmによる各種臨床試験サービスと、海外臨床試験を含むケーススタディー」 Tufai Syed氏(Q-Pharm、最高経営責任者) |
17:20 - 17:30 | 質疑応答 |
17:30 - 18:30 | 名刺交換 & ネットワーキング |
※プログラムは変更になる可能性があります。
参加費
無料
主催
主催:オーストラリア・クイーンズランド州政府、同駐日事務所
協賛:LINK-J