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【無料セミナー】HVC KYOTO 2022ポストイベント②「ウェルネスシンポジウム」~細胞バイオテクノロジーの観点から再生医療関連ビジネスを再考してみるのは面白い~

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【無料セミナー】HVC KYOTO 2022ポストイベント②「ウェルネスシンポジウム」~細胞バイオテクノロジーの観点から再生医療関連ビジネスを再考してみるのは面白い~

HVC KYOTOは、日本最大級のヘルスケア分野特化型ピッチイベントを中心としたスタートアップの成長支援プログラムです。当プログラムへの関心を高めて頂く機会として、Alumni(過去登壇者)を含むキーパーソンを招いて最新動向を共有するポストイベントを開催しています。今回は、京都大学 田畑泰彦先生をモデレーターに迎え、iPS細胞を用いた新規治療法の開発など再生医療関連ビジネスについて様々な観点からディスカッション頂きます。是非、ご参加下さい。

詳細はこちら

日時2022年12月14日(水)10:30~17:00

会場
京都リサーチパーク KRP西地区 4号館地下 バズホール /オンライン:Zoom

詳細・参加申込

(外部サイトが開きます)

プログラム

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※11月11日時点。プログラム・発表順など変更される可能性があります。ご了承ください。

講師紹介

<基調講演1>
テーマ:「再生医療等製品の多様性とそのビジネスモデルについて考える」

株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング 代表取締役 社長執行役員 
畠 賢一郎 氏

再生医療等製品は多様である。生きた細胞を使うこと自体がきわめて特殊な製品であるにもかかわらず、自家細胞と他家細胞との違いや、移植組織のように三次元化するものと点滴投与できる細胞懸濁液などさまざまである。必然的にビジネスモデルも個別の対応が必要になるだろう。一方、これら製品すべては規制当局の審査をうけるべき承認品目でもある。さまざまな特徴を持ったものをいかに扱うか、いかなるビジネスモデルを構築するか講演。細胞バイオテクノロジーとまでは言わずとも、多くの科学的着想が重要である。本講演では、再生医療等製品を取り扱ってきた企業のひとりとして、再生医療の多様性をふまえた現状と課題、さらには再生医療関連ビジネスについて触れてみたい。

<基調講演2>
テーマ:「TBD」
新潟大学大学院 歯学総合研究科 教授 
寺井 崇二 氏 


<パネルディスカッション>
テーマ:「iPS細胞を用いた腎疾患に対する新規治療法の開発」
リジェネフロ株式会社* 取締役最高科学顧問(創設者)兼 京都大学 iPS細胞研究所 教授 
長船 健二 氏

近年、無限の増殖能と全身の細胞種への多分化能を有するiPS細胞から作製された細胞や組織の移植によって臓器機能の回復を図る再生医療の開発とiPS細胞を用いた疾患モデル作製と創薬の研究が著しく進捗している。演者らは、iPS細胞から移植用の臓器としての腎臓を再生する方法の開発研究に加え、iPS細胞由来腎前駆細胞を用いた慢性腎臓病(CKD)の進行を抑制する細胞療法の臨床試験開始に向け準備を進めている。また、難治遺伝性腎疾患である常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)の疾患特異的iPS細胞を腎組織へ分化誘導することによって病態モデルを確立し、そのモデルを用いた創薬を進めている。本発表では、演者らのiPS細胞を用いた腎疾患に対する新規治療法開発の現状と今後の展望について述べてみたい。
*HVC KYOTO 2021ご登壇

テーマ:「TBD」
大阪大学大学院 医学系研究科 教授 
宮川 繁 氏

テーマ:「生薬と薬学の関係から考えると細胞加工製品と再生医学の関係はどの段階なのか?(仮)」
国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 部長 
佐藤 陽治 氏

細胞加工製品中の生細胞集団は多くの場合「不均一」であるため、細胞加工製品の作用機序を理解することは難しいとされています。ただ、多くの伝統的な生薬も、様々な種類の化学物質を含むという意味では「不均一」です。その意味で、細胞加工製品と現在の再生医学との関係は、生薬と近現代の薬学との関係に似ています。ほんの百数十年前までは薬はすべて天然から得られるもので、その薬理を理解することは困難でしたが、近代化学の発達により、生薬から有効成分を分離してその特性を明らかできるようになり、有効成分の化学合成や、これをベースとした多くの画期的な医薬品の開発がなされるに至っています。最近登場した、画像解析やシングルセル・トランスクリプトーム解析など、ハイスループットで個々の細胞の特徴を解析する技術は、不均一な細胞加工製品中に存在し有効性を惹起する細胞亜集団を同定してその特性を明らかにできる可能性を持ち、生薬からの低分子医薬品開発における近代化学と同様の役割を担うことになるかもしれません。

テーマ:「細胞農業が進める培養コスト削減と培養技術の先」
インテグリカルチャー株式会社 取締役 CTO 

川島 一公 氏

細胞の培養コスト削減を巡る技術開発は細胞農業の領域でも競争が進んでいる。培養コスト削減のためには、血液成分(血清、サイトカイン等)と栄養成分(基礎培地)の2者のコスト削減が重要とされているが、既存技術の延長では根本的な解決に結びついているとは言えない。一方、我々は、従来の延長線上にはない新たな培養方法を開発し、血液成分を不要とする新たな培養装置CulNet system(カルネットシステム)を開発した。また栄養成分も新たなグレードを定義し、実装を完了した。本講演では進捗している技術と、CulNet systemが叶える様々な可能性について紹介する。

テーマ:「再生医療の産業化おける課題と政府の取組について」
経済産業省 生物化学産業課 総括補佐

後藤 靖博 氏

再生医療は、これまで根治が難しかった疾患を治療しうる技術として世界的に大きな期待を寄せられる分野であり、市場も急速に拡大しています。一方、提供数が限定的となることが多く、優れた技術を持っていても十分な収益が得られず、経営悪化が常態化するケースも発生しています。再生医療を持続可能な産業とするために、今後は信頼される品質確保の下で優れた技術を国内外に広く届けていくことが重要であり、そのためには製造の困難性と公的保険下での収益化の困難性の二重苦から脱することが必要不可欠です。こうした課題に対して、産業化へのゲームメイクを担う経済産業省の取組と今後の方向性についてお話しさせていただきます。

参加費

無料

定員

会場:50名 オンライン(Zoom):500名

主催

主催:日本貿易振興機構(JETRO)/京都府/京都市/京都リサーチパーク(株)
共催:関西イノベーションイニシアティブ(KSII)/京都大学産官学連携本部(SACI)/京都大学イノベーションキャピタル(株)
後援:近畿経済産業局/大阪府/兵庫県/神戸市/大阪商工会議所/京都商工会議所/神戸商工会議所/(公財)京都高度技術研究所(ASTEM) /(公財)神戸医療産業都市推進機構/(公財)都市活力研究所/(公社)関西経済連合会/(公社)京都工業会/(公社)関西経済連合会/ (一社)京都知恵産業創造の森/(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)/NPO法人 関西健康・医療学術連絡会 /関西健康・医療創生会議/NPO法人日本MITベンチャーフォーラム/合同会社SARR/関西医薬品協会(KPIA)/バイオコミュニティ関西(BiocK)

お問い合わせ先

HVC事務局:hvckyoto@krp.co.jp

日時2022年12月14日(水)10:30~17:00

会場
京都リサーチパーク KRP西地区 4号館地下 バズホール /オンライン:Zoom

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