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イベントレポート

「会員間の交流を深めるためのミートアップイベント『第7回LINK-J Member's Meetup ライフサイエンス分野のベンチャーキャピタル』(8/2)を開催

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202282 日(火)、日本橋ライフサイエンスハブ、オンラインにて「会員間の交流を深めるためのミートアップイベント『第7LINK-J Member's Meetup ライフサイエンス分野のベンチャーキャピタル』」を開催いたしました。(主催:LINK-J

7回の今回はライフサイエンス分野の投資事業を行っているLINK-J会員企業8社が、自社の事業内容や取り組みについてプレゼンテーションをおこないました。

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【登壇企業】
アクシル・キャピタル・アドバイザーズ株式会社
DCIパートナーズ株式会社
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)
日揮株式会社
NEWTON BIOCAPITAL PARTNERS
Beyond Next Ventures株式会社
株式会社ファストトラックイニシアティブ
MedVenture Partners株式会社

まず初めにLINK-J事務局長高橋 俊一よりご挨拶申し上げました。

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次に、登壇企業よりプレゼンテーションを行いました。

アクシル・キャピタル・アドバイザーズ株式会社
前窪 健司 氏(アソシエイト)

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アクシル・キャピタル・アドバイザーズ株式会社は2017年にみずほ証券からスピンアウトしたライフサイエンス&ヘルスケア分野への投資に専門特化したベンチャーキャピタルです。2017年に発足した1号ファンドは経産省の「グローバルアライアンス推進スキーム」第一号ファンドの認定を受けています。創薬、遺伝子・細胞治療、医療機器・ヘルステックの3領域に満遍なく投資している点、アジア・米国他に投資するだけでなく、投資先ベンチャーもグローバルなアカデミアとの関係構築が出来ているなど強固なグローバル展開が可能な点、アーリーステージからの投資も積極的に行いハンズオン支援を行っている点を特徴として説明しました。

DCIパートナーズ株式会社
新見 祐加 氏(アソシエイトディレクター )

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DCIパートナーズ株式会社は、大和証券グループのベンチャーキャピタルです。外部資金にてバイオ分野に特化したベンチャーキャピタルファンドの運営をしており、AMEDが公募する令和4年度の「創薬ベンチャー・エコシステム強化事業」認定のベンチャーキャピタルです。日本と台湾の創薬バイオベンチャーをメインに投資する国内最大級のファンドを2本運営しており、日本においてはファンド主導で会社を設立し、シーズを投資対象とするベンチャークリエーション投資に加え、手厚いハンズオン支援のもとリードインベスターとして投資先のバリューアップに尽力していると説明しました。

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)
塩原 梓 氏(シニアアソシエイト)

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株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)は東京大学から承認を受けたベンチャーキャピタルです。「Science/Technologyを軸に、資本・人材・英知を還流させ、世界・人類の課題を解決する新産業を想像する」を理念に、国内外を問わずシード/アーリー期から総合的な投資支援活動を行っています。そのために全国の大学と協業するだけでなく、データサイエンスを用いて将来有望な研究分野や科学者の割り出しを行うほか、UTEC Startup Opportunity Club(SOC)といったプロフェッショナルとスタートアップのネットワークや情報交換を主とするコミュニティの運営を行っています。

日揮株式会社
永井 健真 氏(未来戦略室 アシスタントマネージャー)

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日揮株式会社は医薬品エンジニアリング事業を50年以上手掛け、原薬・製剤・バイオ・再生医療等製品・研究所など、600件超の実績をあげています。昨年4月に日揮みらいファンドを日揮ホールディングス株式会社、グローバル・ブレイン株式会社とともに立ち上げ、日本が直面する様々な課題の解決につながるシード・アーリーステージの国内外のスタートアップ企業に投資しており、ファンドの総額は50億となります。ヘルスケア領域では予防医療・個別化医療・創薬支援・遠隔医療・サイボーグ・コミュニケーションに焦点を当て、投資実績をあげています。

NEWTON BIOCAPITAL PARTNERS
鈴木 貞史 氏(日本代表)

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NEWTON BIOCAPITAL PARTNERS は、日本と欧州に軸足を置いたベンチャーキャピタルで、2017年113ミリオンユーロで設立した1号ファンドは14社のポートフォリオを完成し、現在2号ファンドの組成に至っています。投資対象の条件として、創薬分野での技術革新を世に早く効率的に患者のベッドサイドに届けるという明確な意思があること、世界に伍するハイクオリティの技術を有していること、フェーズⅡの段階まで到達できる努力を重ねられることをあげています。メンバーには臨床戦略のスペシャリストもおり、海外系を含むライフサイエンス系の同僚V Cから資金を集めるシンジケーション能力も高いのが特徴です。「創薬ベンチャーの方で資金調達のニーズのある方はぜひコンタクトしてほしい」とプレゼンの最後にメッセージを頂きました。

Beyond Next Ventures株式会社
矢藤 慶悟 氏(アソシエイト)

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Beyond Next Ventures株式会社は累計220億円のファンドを基に大学発ベンチャーを中心としたスタートアップへのシード投資を手掛ける独立系VCです。
2014年の創業当初から、アカデミアのシーズを事業化することで資金循環を促し、大学や国への経済的還元を増やすことを使命として、ライフサイエンス分野を中心とした大学発ベンチャーへの出資事業を起点に、研究シーズの事業化支援に特化したアクセラレーションプログラム「BRAVE」の運営、ディープテック領域の起業家・経営人材の輩出活動、都心シェア型ウェットラボの運営など、VCという概念を超えて、研究領域におけるエコシステムの構築に取り組んでいます。

株式会社ファストトラックイニシアティブ
木村 紘子 氏 (プリンシパル)

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株式会社ファストトラックイニシアティブは「CAPITAL FOR LIFE ベンチャーの力を、いのちへ、くらしへ」を掲げるバイオ・ヘルスケアに特化した独立系のベンチャーキャピタルです。産学官連携を重視し、大学研究者のシーズの事業化支援を得意としています。経営支援の全体像としてはプレベンチャーから創業、事業構築、事業拡大までの期間にインキュベーションから知財戦略、投資に至るまでイグジットまで寄り添う体制が整っています。2004年から1号ファンドをはじめ、10年単位のファンドは3号まであります。累積で35社に投資し、運用総額は235億円になります。現在ではボストンにも拠点を構え、グローバル展開にも柔軟に対応できるとのことです。

MedVenture Partners株式会社
中村 智幸 氏 (パートナー)

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MedVenture Partners株式会社は、シリコンバレーのベンチャーに投資実績がある大下創氏(代表取締役社長)とスタンフォード大学の医師で多数の医療機器ベンチャーに創業時から関与してきた池野文昭氏(取締役CMO)の二人で創業した、設立して8年半になるベンチャーキャピタルです。医療機器分野の投資に特化しているのが特徴で、投資エリアは日本、北米、イスラエルと広く、投資率は国内外半々です。投資対象として、開発リスクは高いが販売リスクが低い製品を開発する企業を主な投資対象としており、販売に時間と労力がかかり大手企業が得意とする診断機器よりも、臨床試験で有効性・安全性が実証できれば売上の見通しが立てやすい治療機器にフォーカスしている、と説明しました。

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講演後は、リアル会場限定で会場参加者の皆様と登壇者の名刺交換会がおこなわれました。

イベントにご参加の皆様、ご登壇者の皆様、誠にありがとうございました。 第8回は「アカデミア」をテーマに930日(金)に開催します(詳しくはこちら)。ぜひご参加ください。

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