4月2日(火)、日本橋ライフサイエンスハブにて「LINK-J Networking Reception BCG × Life Science」を開催いたしました。
(主催:LINK-J 共催:Boston Consulting Group)
本イベントは、ボストン コンサルティング グループ (BCG) のヘルスケアグループ グローバルリーダーのAdam Farber氏が来日されるタイミングに合わせて開催されました。世界のヘルスケア領域における展望をAdam Farber氏から、また日本における展望を日本のヘルスケアグループリーダーである北沢 真紀夫氏からご講演頂きました。
【スピーカー】
Adam Farber 氏
Global Leader of BCG Health Care Practice Senior Partner & Managing Director, BCG Boston
北沢 真紀夫 氏
Japan Leader of BCG Health Care Practice Senior Partner & Managing Director, BCG Tokyo
冒頭、LINK-J理事兼事務局長の曽山から、開会挨拶・LINK-Jの紹介をし、続いて本日ご講演頂くお二人を紹介いたしました。
「Global Perspective ~Value-Based Health Care」
Adam Farber 氏より、ヘルスケアが直面する課題についてグローバルな観点からご講演頂きました。各国は高齢化に伴う慢性期の患者の増加による医療費の増大に直面しており、その中でヘルスケアへのアクセスを患者が負担可能な価格で提供し、かつ、アウトカムのばらつきを少なくすることが求められている、とした上で、データの活用や様々なプレイヤーとの協力によりヘルスケアビジネスのビジネスモデルが転換しつつあることを米国、中国の事例を交えてお話し頂きました。
Adam Farber 氏
「Japan Perspective ~Health and Wellness Business」
北沢 真紀夫氏より、日本におけるヘルスケア事業とビジネスモデルの現状についてご講演頂きました。ヘルスケア事業を75事業に分類し、事業の収益化の成功事例の一つとして、糖尿病患者の行動変容を促すことで治療管理を可能としたアプリを挙げられ、海外の収益モデルと比較しながらご講演頂きました。斬新な切り口の内容に、参加者の多くが熱心にメモを取られていました。
北沢 真紀夫 氏
講演後は、ホワイエにて懇親会を行いました。
ご登壇頂いたお二人に、直接質問したい参加者が列をなし、また参加者同士でも活発なネットワーキングが行われました。
当日はアカデミア・行政・製薬・VCなど幅広い層の約85名にご参加頂きました。参加者からは「医療×ビジネスの視点が新鮮」「Health Care分野における市場のAir Pocketがあることがよくわかった、ヒントを得られた」などの多数のご意見に加え、「次はこのような話が聞きたい」など積極的なご意見も頂きました。ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。