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令和2年度 第2回メドテックマッチング 革新的技術が変えるこれからの医療:若手研究者によるオープンイノベーション

わが国の健康・医療戦略では、基礎からのシーズを臨床研究及び治験を経て、革新的な医療機器として、より早く医療現場に届けるための事業・イノベーションの創出を推進することが掲げられています。一方、医療機器として上市に至るには、優れたシーズであるだけでなく、製品化ニーズ、臨床ニーズとの合致に加え、基礎研究フェーズの段階から、後の製品化を見据えながら医療機器として必要なさまざまな要件を理解した上で医療機器開発を進めることが重要です。

AMED「官民による若手研究者発掘支援事業(社会実装目的型の医療機器創出支援プロジェクト)」(以下、本事業)は、基礎的な開発フェーズの課題を提案可能な大学等の研究者を対象として、開発サポート機関(Tokyo Biodesign)による教育プログラムやメンタリングなどの支援のもと、多角的な観点を踏まえた医療機器の研究開発を推進します。

本事業の一環として、若手研究者と企業等の交流・連携機会の創出を目的としたマッチングイベントを実施します。第2回は、本事業に採択された3名の先生より、「革新的技術が変えるこれからの医療:若手研究者によるオープンイノベーション」をテーマとしてご講演頂きます。
令和2年度 第2回メドテックマッチング 革新的技術が変えるこれからの医療:若手研究者によるオープンイノベーション

日時 2021年3月9日(火)17:00-18:30

会場
オンライン開催(ZOOM利用)
詳細・参加申込

(外部サイトが開きます)

プログラム

時間 内容
17:00-17:10
イントロダクション
17:10-17:30

「生体模倣ペプチドの網羅探索によるハイパーフレキシブル骨再生マテリアルの開発研究」
名古屋大学 大学院創薬科学研究科 蟹江慧 先生
17:30-17:50

「電気細菌学に基づくバイオフィルム殺菌装置の基盤技術研究」
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 岡本章玄 先生
17:50-18:10

「水生生物の接着機構にヒントを得た生体組織接着剤の研究開発」
東京大学 大学院工学系研究科 江島広貴 先生
18:10-18:30 質疑応答・アンケート

登壇者略歴

kanie.png蟹江慧 先生:名古屋大学 大学院創薬科学研究科 基盤創薬学専攻 助教
研究開発課題名:生体模倣ペプチドの網羅探索によるハイパーフレキシブル骨再生マテリアルの開発研究

略歴:名古屋大学工学部化学・生物工学科卒業。名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻博士前期課程修了。名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻博士後期課程修了。2012年より、名古屋大学に新設された名古屋大学大学院創薬科学研究科に助教として着任した。博士後期課程の研究テーマである『細胞選択的ペプチドの効率的探索と生体材料への応用に関する研究』をもとに、細胞の接着・増殖・分化を制御するペプチドのスクリーニングを目指した、アッセイプラットフォームの構築を行ってきた。2020年度からは、AMEDの『官民による若手研究者発掘支援事業』を通して、これまで取得してきたペプチドの医療機器への可能性を検証している。

okamoto.png岡本章玄 先生:国立研究開発法人 物質・材料研究機構 独立研究者
研究開発課題名:電気細菌学に基づくバイオフィルム殺菌装置の基盤技術研究

略歴:東京大学工学部卒、2011年に東京大学大学院工学系研究科博士課程を短縮修了。 2012年から南カリフォルニア大学で博士研究員、2013年には東京大学の助教を務める。2016年からは国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)エネルギー・環境材料研究拠点の主任研究員として勤務、2018年から国際ナノアーキテクトニクス研究拠点で独立研究者として研究室を主催。 北海道大学大学院総合科学院の客員教授、科学技術振興機構のさきがけ研究者を兼務。近年注目されている「電気細菌」が発電するプロセスの基礎的研究を通して、従来は環境中にしかいないと思われていた電気細菌が腸や口腔等において病原菌として存在していることを発見。微弱な電位による病原細菌の検出や殺菌への応用技術開発を進めることで、超高齢社会における歯周病や関連全身疾患の予防・治療による健康長寿社会の実現を目指す。2020年米国医学アカデミー「健康長寿に向けた課題解決」カタリスト賞を受賞。

ejima.jpeg江島広貴先生:東京大学 大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 准教授
研究開発課題名:水生生物の接着機構にヒントを得た生体組織接着剤の研究開発

略歴:東京大学理学部化学科卒業。東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻博士課程修了。海洋生物が分泌する接着性タンパク質に豊富に含まれるフェノール性官能基から着想を得たバイオミメティック高分子群の分子設計と合成を行なってきた。その過程で、特にガロール基を側鎖に有する高分子が湿潤環境においても強く接着することを見出した。2020年9月よりAMED官民による若手研究者発掘支援事業 社会実装目的型の医療機器創出支援プロジェクトの下で、本水中接着に関するシーズ技術が医療用接着剤としてのニーズを満たすかどうか検討を進めている。

対象者

産学連携による医療機器開発に関心のある企業所属の方

参加費

無料

主催

主催:東京大学ジャパンバイオデザイン(Tokyo Biodesign)
協賛:国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) 官民による若手研究者発掘支援事業
協力:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)

お問い合わせ先

東京大学医学部附属病院 バイオデザイン部門
office2@biodesign.tokyo
令和2年度 第2回メドテックマッチング 革新的技術が変えるこれからの医療:若手研究者によるオープンイノベーション

日時 2021年3月9日(火)17:00-18:30

会場
オンライン開催(ZOOM利用)
詳細・参加申込

(外部サイトが開きます)

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