本シンポジウムは、過去に大阪府立大学が創薬関連の企業・研究者を対象に開催し200名以上の方に参加いただいたものです。
大阪公立大学として初めての開催となる今回は、がんの治療法にも関わるドラッグ・デリバリー・システム(DDS)の最先端の研究や取り組みを紹介します。
参加登録締切:2022年6月1日(水)※要事前申込
プログラム
◎主催者挨拶 「新大学における創薬科学研究の方向性と本日の講演者紹介」
大阪公立大学 創薬科学研究所 所長 乾 隆
◎講演1 「究極のダブルターゲティングを目指したBNCTホウ素薬剤の開発」
工学研究科 教授 長崎 健
◎講演2 「がん免疫誘導のための機能性リポソームの設計」
工学研究科 准教授 弓場 英司
登壇者
①取得学位 ②研究キーワード ③研究概要
乾 隆(農学研究科 教授/創薬科学研究所 所長)
①理学博士
②ドラッグ・デリバリー・システム、人獣共通感染症、イヌ・ネコアレルギー、生体高分子機能学、蛋白質科学
③・生体内輸送蛋白質を用いた分子選択的認識機能を有するテーラメード・マイクロキャリア蛋白質の設計
・Trypanosoma brucei由来核酸合成系酵素の構造解析と阻害剤の開発
・イヌアレルゲンであるCanis familiaris allergen に対する低アレルゲン化ワクチンンの開発
・蛋白質とリガンドの結合親和性及び、構造安定性の研究
・SPring-8を利用したX線溶液散乱法及び、X線結晶法による蛋白質の構造解析
・新規骨粗鬆症治療薬の開発
長崎 健(工学研究科 教授)
①工学博士
②薬物送達システム、抗がん剤、細胞足場、組織接着剤、中性子捕捉療法
③バイオ産業を支える基盤技術として細胞工学関連技術の重要性は今後益々増大すると期待される。その中でも細胞培養や遺伝子導入は多方面へ応用する際の基幹技術である。
再生医療や遺伝子治療等の近未来に医療革命を引き起こす可能性がある先進医療を見据え、安全性と効率の高い遺伝子導入剤や培養基剤の開発を目指し研究を行っている。
弓場 英司(工学研究科 准教授)
①工学博士
②リポソーム、pH応答性高分子、免疫療法、ナノワクチン、機能性高分子ドラッグ・デリバリー・システム
③・機能性脂質を用いた薬物送達システム
・機能性リポソームを用いた薬物送達システム
・pH応答性高分子修飾リポソームを用いたがん治療システムの開発
・pH応答性高分子修飾リポソームを用いたナノワクチンシステムの開発
参加費
無料
定員
定員なし