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イベントレポート

「第2回『製薬企業が進めるオープンイノベーション』~各社の取り組み事例やWish List~」を開催しました(8/19)

2025年8月19日(火)、日本橋ライフサイエンスハブおよびオンラインにて、「第2回『製薬企業が進めるオープンイノベーション』~各社の取り組み事例やWish List~」を開催いたしました。(主催:LINK-J)

昨年7月に開催した『製薬企業が進めるオープンイノベーション』に続く2回目の開催となる今回は、第一三共株式会社、あすか製薬株式会社、MeijiSeikaファルマ株式会社、久光製薬株式会社の4社にご登壇いただき、各社の公募概要や研究ニーズをご紹介いただきました。
イベント終了後には会場でネットワーキングも行い、各社のテーブルに長い行列ができるなど、活発な意見交換が行われました。

開会挨拶
LINK-J参事 竹内雅博

LINK-BioBAY TOKYOの紹介
LINK-J事業部プロデューサー 安賀博子

第一三共株式会社 研究イノベーション企画部オープンイノベーショングループ、アソシエイトディレクター 藤澤 道雄氏
「TaNeDS」の紹介

第一三共株式会社は、ADCを中心としたオンコロジー領域の研究開発を推進しつつ、スペシャリティメディスン領域でも次世代の柱となる研究を展開しています。今回は、今年度の共同研究公募「TaNeDS」についてご紹介いただきました。募集期間や応募方法など昨年からの変更点や、疾患領域と創薬技術に分かれ、計58課題が設定されている募集テーマについてご説明いただきました。実用化に近い研究から独創性の高いテーマまで幅広くあり、研究者との対話を重視して進めていきますので、ご応募お待ちしておりますと締めくくられました。

あすか製薬株式会社 創薬研究本部 研究企画部 主幹 市原 隆弘氏
創薬研究公募の紹介

あすか製薬株式会社は女性医療に特化したスペシャリティファーマとして、産婦人科・甲状腺・消化器・泌尿器領域に注力されています。創薬基盤の強化として、イオンチャネルを活用した新領域への挑戦や中分子・抗体など新モダリティの導入を進めています。特に創薬初期段階のシーズや技術を重視し、産婦人科領域、女性特有の疾患、イオンチャネル関連疾患に関する研究提案を求めています。
 

Meiji Seika ファルマ株式会社 研究開発本部 研究開発戦略部 部長 諏訪 旭氏
研究ニーズの紹介

明治グループの医薬品セグメントは、全身性抗菌薬とインフルエンザワクチンで国内トップシェアを誇り、社会課題に向き合う「ソーシャル・イノベーター型」製薬企業として活動されています。感染症・がん・免疫炎症などを注力領域とし、mRN医薬や抗体医薬の開発を推進されています。アカデミアやスタートアップとの協業を通じて、今後も革新的な医薬品を創出したく、ぜひお声がけくださいと話されました。
 

久光製薬株式会社 研究開発本部 イノベーション探索課 課長 小南 和也氏
研究ニーズの紹介

久光製薬株式会社は皮膚を介したドラッグデリバリー技術に強みを持ち、貼付剤やマイクロニードルを活用した製品開発を展開されています。特にマイクロニードルでは他社と比べて高い送達効率を実現しており、またシート型のマイクロニードルの開発も進めています。協業では、経皮吸収に適した医薬品や技術アイデアの提案を歓迎しており、HPでは随時募集していますとご説明いただきました。

ネットワーキングの様子

当日は会場、オンライン合わせて249名の方にご参加いただきました。ご参加、ご登壇いただいた皆様、ありがとうございました。

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