本イベントでは、 京都大学の研究者が進める再生医療の最新研究を紹介します。
京都大学では、 オルガノイド研究やそのソースとなるiPS細胞、ES細胞に関する技術、 さらに附属病院の各種クリニカルバイオリソースにより、 人体のほぼすべての臓器のin vitroでの再生が可能です。さらに、 細胞への遺伝子導入を含めた各種遺伝子改変技術等を組み合わせた研究基盤として「in vitro HUMANOID」を構築しています。
この基盤を活用し、 細胞治療や遺伝子治療といった先進医療の実現をめざした数々の研究を行っています。 また、 新規診断・治療法の開発を見据えた各種疾患の発症メカニズム研究や、学内の基礎的な研究からのトランスレーショナル研究への展開など 「in vitro HUMANOID」はアカデミア発の基礎研究から幅広い応用研究への道を開きます。
本セミナーでは、最先端の再生医療研究に従事する3名の先生にご登壇を頂き 『iPS細胞戦略:人工血小板製品の出口』、 『iPS細胞による次世代の循環器病治療の実現をめざして』、 『皮慮再生治療の現状と課題』 についてご講演頂きます。
是非皆様ご参加下さい。
日時: 2025年4月14日(月)17:00-19:30(受付開始16:45~,リアル会場ネットワーキング18:40~)
日本橋ライフサイエンスビルディング2階 201大会議室、オンライン(Zoom Webinar)
(外部サイトが開きます)
申込締切
当日までお申込みいただけます
プログラム
時間 | 内容 |
17:00-17:10 | オープニング 高橋 俊一(LINK-J事務局長) 鈴木 忍 氏(京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構) |
17:10-17:40 | iPS細胞戦略:人工血小板製品の出口 江藤 浩之 氏 (京都大学iPS細胞研究所 副所長・臨床応用研究部門長・教授) |
17:40-18:10 | iPS細胞による次世代の循環器病治療の実現をめざして 升本 英利 氏(京都大学医学部附属病院心臓血管外科 特定教授) |
18:10-18:40 | 皮膚再生治療の現状と課題 森本 尚樹 氏(京都大学大学院医学研究科形成外科学) ※オンライン登壇 |
18:40 | 中締め |
18:40-19:30 | リアル会場でのネットワーキングタイム(10階LINK-Jラウンジ) |
19:30 | クロージング |
※内容が変更になる場合がございますがご了承ください。
登壇者
登壇者プロフィール | |
![]() | 鈴木 忍 京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構、成長戦略本部統括事業部 1994年 大阪大学薬学部卒(薬剤師) 2004年 薬学博士(大阪大学) カリフォルニア大学ロサンゼルス校、トロント大学、理化学研究所横浜研究所にて基礎研究(主に分子生物学、免疫学)に従事。 2005年より日本シェーリング(現バイエル薬品)、アッヴィ合同会社、日本ベーリンガーインゲルハイム等の外資系製薬企業で、主に探索研究部門でのグローバルなオープンイノベーション活動に携わる。 2019年より京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構、 2024年からは成長戦略本部統括事業部と兼任し、産学連携強化のための様々な活動を展開。 |
![]() | 江藤 浩之 京都大学iPS細胞研究所 副所長・臨床応用研究部門長・教授 1990年 山梨医科大学医学部 卒業 1990年 国家公務員共済組合虎の門病院内科 レジデント 1996年 帝京大学医学部 内科CCU 助手(循環器内科) 1999年 米国Scripps研究所 博士研究員・上級スタッフ研究員 2003年 東京大学医科学研究所 助手・助教 2009年 東京大学医科学研究所 ステムセルバンク特任准教授 2011年 京都大学iPS細胞研究所 臨床応用研究部門教授(現職) 2016~2024 千葉大学医学研究院イノベーション治療学部門 イノベーション再生医学分野 教授(クロスアポイントメント教員) 2024年 京都大学iPS細胞研究所 副所長(現職) 2024年 千葉大学ヒト免疫疾患治療研究・開発センター 特任教授(現職) |
![]() | 升本 英利 京都大学医学部附属病院心臓血管外科 特定教授 医学博士。1999年京都大学医学部卒。熊本中央病院および静岡市立静岡病院心臓血管外科 医員、米国Louisville大学博士研究員、京都大学iPS細胞研究所特命助教などを経て、2023年より京都大学医学部付属病院心臓血管外科特定准教授、2025年4月より現職。また2017年10月から2025年3月まで理化学研究所生命機能科学研究センター臨床橋渡しプログラム研究リーダーとして研究室を主宰(2025年4月~理研客員主管研究員)。2023年よりNovartis Institute for BioMedical Researchからの国際大型グラント NIBR Global Scholars Programを研究代表者として受領(日本初)。iPS細胞から作製した心臓オルガノイドの構造および機能的成熟化に関する研究を軸に、重症心臓病に対する新たな再生医療の開発、あるいは心臓病の再現による創薬研究に取り組んでいる。 |
![]() | 森本 尚樹 京都大学大学院医学研究科形成外科学 1993年京都大学医学部医学科卒業、神戸市立中央市民病院、島根県立中央病院などで研修の後、1998年より京都大学医学部附属病院勤務。以降、培養皮膚、人工皮膚、創傷治癒等の研究を開始した。2012年関西医科大学講師、2016年同准教授、2019年より現職。新規人工真皮(ペルナックGプラスⓇ)の研究開発を当初から行い、2018年に製品化し、臨床研究も行っている。これ以外にも、高圧殺細胞装置、新規創傷治癒材、同種培養表皮の医師主導治験、企業主導治験にも参加している。 |
![]() | 高橋 俊一 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン事務局長 |
定員
リアル会場100名
*リアル会場は先着100名様となります。
*講演終了後、リアル会場のみネットワーキングの時間を設けます。
オンライン会場1000名
参加方法
・リアル会場にお申込みをされた方は当日会場にお越しください。
・オンライン会場はZoomウェビナーを使用します。事前に参加登録をお済ませください。
・参加申込後にメールにて視聴URLをお知らせいたします。(専用URLとなりますので、他者との共有はお控えください)
・ウェビナーの操作方法等はご自身で事前にご確認をお願いいたします。
参加費
無料(要事前登録)
主催
主催:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン、京都大学
お問い合わせ先
LINK-J E-mail:contact@link-j.org