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イベントレポート

「L x T bridge LS経営・戦略xAI~人のつながりで革新を~」を開催(8/26)

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2019年8月26日(月)、日本橋ライフサイエンスビルディングにて第3回目となる「L x T bridge」シリーズとし、 AIとライフサイエンスの経営戦略をテーマに開催しました。(主催:LINK-J、協力:厚生労働省)
本イベントは、非エンジニアな方、AIの知識が無いマネジメント層などの方々を対象に行われたAIサマーナイトスクールです。AIの基礎から応用までわかりやすく説明して頂き、特にヘルスケア分野での応用事例を多数ご紹介させて頂きました。

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本イベントは、ニューテクノロジーとライフサイエンス分野の各担い手である、エンジニア、科学者、医師、事業家等の交流・相互理解を目的としたイベントとして、お互いの情報交換や交流によって、新たなイノベーション創造へのきっかけづくりを目指すために行われています。


[登壇者]
山田泰永氏(NVIDIA合同会社エンタープライズ事業部シニアマネージャー)
河野健一氏(㈱iMed Technologies代表取締役CEO 医師)
[モデレーター]
本荘 修二(本荘事務所代表、厚生労働省医療系ベンチャー振興推進会議座長)
曽山 明彦(LINK-J理事兼事務局長、厚生労働省医療系ベンチャー振興推進会議構成員)

最初に、NVIDIA合同会社の山田氏より、ライフサイエンス領域もAI研究のバックグラウンドがない中で、どのようにしてヘルスケア分野を理解していったのか、また、機械学習とディープラーニングの違い、ニューラルネットワークについて丁寧に基礎からご説明頂きました。また、こういった技術を用いて、実際にどのような用途に使われているのか、医療分野での活用事例についてもご解説頂きました。様々な応用範囲がある中で、何より大事なのは、「データ」を取得していくところ、データ設計の必要性についても述べられました。

下記ログミーのサイトにて、当日の内容をご覧いただけます。
◆AIは単なるプログラム、恐るるに足らずーービジネスパーソンでも理解できる機械学習・ディープラーニング 基礎の基礎

次に、医師でiMed Technologiesを起業した河野氏より、現在開発中の手術支援AIについてご講演頂きました。iMed Technologies社は、脳梗塞・くも膜下出血に対する安全な手術を実現するため、動画解析を活用した手術支援AIを開発しているベンチャー企業です。河野氏は医療面とIT面をカバーし、経営の経験者と2名で起業されました。河野氏は、医師もAIや経営について触れる必要があるとし、特に薬事や知財に関しては、セカンドオピニオンの必要性についても述べられました。

◆つくりたいのは「神の眼」を持つリアルタイム手術支援AI
「医療×経営×AI」分野で起業した医師のイノベーション

厚生労働省医療系ベンチャー振興推進会議の座長である本荘氏、同会議構成員であり、LINK-J理事兼事務局長でもある曽山による進行にて、登壇者とのディカッションが展開されました。

参加者によるトークタイムでは、各グループでお互いに自己紹介をしていただき、グループでの情報交換が積極的に行われました。さらに、引き続き行われたネットワーキングタイムでも、多くの方が参加・交流の機会を得ることができました。

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当日は約63名の方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。参加者からは「医療者がどのような気づきからベンチャーへ至るかにつき話を知ることができ興味深かった」「医学生がAIを作って何ができるかということを考えるきっかけとなり大変勉強になった」「具体的なイメージがわいた 期待していた以上でした」など多数の前向きなご意見をいただき、大変盛況な会となりました。
次回の開催は、2020年になります。ぜひご参加ください。

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