前半は、東北大学病院が推進するスマートホスピタルプロジェクトを中心に紹介します。
同病院では、患者さんはもちろん医療者にとっても居心地のよい病院を目指し、企業アライアンスとテクノロジー導入を積極的に推進しています。
後半は、事業化に資するニーズ・課題を医療現場での観察から見つけるプログラム(アカデミック・サイエンス・ユニット(ASU))での経験に基づき、言語化されていない、事業化に資するニーズ探索のポイントとピットフォールを事例含めてお伝えします。2014年から開始されたASUでは、7年間で60社、1,500名以上の企業開発研究者が医療現場に入り、事業化を始め様々な成果を挙げています。
現場にいけばニーズが分かるという簡単なものではなく、いかにしてニーズを探索し、反映するかは多くの企業が試行錯誤するポイントです。すでに言語化されているペインポイントではなく、言われてみればたしかに不満があるというテンションポイントを引き出す取り組みや、参加企業の経験談もご紹介します。
パネルディスカッションでは、参加企業・現場観察をサポートする医療者それぞれの視点から率直な意見交換を行います。
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申込締切
参加方法
事前にpeatixにて参加登録をお済ませください。配信にはZoomウェビナーを使用します。
参加申込後の視聴ページに視聴用リンク・パスワードを掲載しておりますので、ご確認いただき、視聴時間になりましたら「チケット表示」→「イベントに参加」ボタンよりお入りください。(専用URLとなりますので、他者との共有はお控えください)
ウェビナーの操作方法等はご自身で事前にご確認をお願いいたします。
プログラム
時間 | 内容 |
17:00-17:15 | 開会・東北大学病院の取り組み紹介 「東北大学病院が定義する『スマートホスピタル』」 中川 敦寛 氏(東北大学病院 特任教授 Experience Design & Alliance Section:EDAS-TUH 東北大学病院産学連携室デザインヘッド) |
17:15-17:35 | 事業化に資するニーズ探索のポイントとピットフォール 講演 「ニーズ探索、医療現場観察のABC:60社、1500名のみなさんの受け入れ経験から」 中川 敦寛 氏 |
17:35-17:45 | 講演 「現場観察のサポートから見えるポイントとピットフォール ~現場観察からインサイト発見まで~」 小鯖 貴子 氏(東北大学病院臨床研究推進センター バイオデザイン部門 助手、クリニカルチーム) |
17:45-17:55 | 講演 「東北大学糖尿病代謝科におけるオープンイノベーションとクリニカルイマージョンのご紹介」 高橋 圭 氏(東北大学大学院医学系研究科 糖尿病代謝内科学分野 助教、ビジネスリエゾン) |
17:55-18:05 | 講演 「ヘルスケア改革に向けたPhilipsのコ・クリエイションの取り組み」 北原 雄高 氏(株式会社フィリップス・ジャパン Solution CoE HTSコンサルティング部 リーダー、デザインシンキングコンサルタント) |
18:05-18:30 | 企業・ビジネスリエゾンと演者によるパネルディスカッション 上記演者 大田 千晴 氏(東北大学大学院医学系研究科 発生・発達医学講座 小児病態学分野 助教、ビジネスリエゾン) 西脇 泰美 氏(帝人株式会社 ヘルスケア新事業部門 医療機器事業推進班 研究員) 藤井 健治 氏(デンカ株式会社 ライフイノベーション部門 事業推進部) 鈴木 健二 氏(日本特殊陶業株式会社 ビジネスクリエーションカンパニー ビジネス戦略部 ベンチャーラボ東京課 副主管) |
18:30 | 中締め |
18:30-19:00 | 登壇者とのオンラインネットワーキング |
オンラインネットワーキングについて
パネルディスカッション終了後にネットワーキングセッションを設けます。
登壇者や視聴者とお話し・ご質問いただくことが可能です。
希望される方は、終了後にZoomに残っていただき、「手を挙げる」機能を使って挙手をお願いいたします。
主催者が希望者をパネリストに昇格いたします。
登壇者略歴
中川敦寛 氏(東北大学病院 特任教授 Experience Design & Alliance Section:EDAS-TUH 東北大学病院産学連携室デザインヘッド)
1998年東北大学医学部卒業 1998、東北大学脳神経外科入局。2001-4年東北大学流体科学研究所(衝撃波医療応用研究)。2008-10年カリフォルニア大学サンフランシスコ校脳脊髄外傷センター(神経外傷臨床フェローシップ)2015年スタンフォードバイオデザイン (グローバルファカルティ研修)2019年現職。
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小鯖貴子 氏(東北大学病院臨床研究推進センターバイオデザイン部門助手)
2006年岩手県立宮古高等看護学院卒業。2006-2013年東北大学病院高度救命救急センター。2015-2020年認定NPO法人ジャパンハート所属(日本僻地離島支援、ミャンマー・カンボジア・ラオス支援)。2020年7月現職。
高橋圭 氏(東北大学大学院医学系研究科 糖尿病代謝内科学分野 助教)
2005年東北大学医学部卒業(医師)、 2012年東北大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。東北大学糖尿病代謝科医員を経て2013年から東北大学糖尿病代謝内科学分野助教。2020年から東北大学糖尿病代謝科副医局長を兼任。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医。
北原雄高 氏(株式会社フィリップス・ジャパン Solution CoE HTSコンサルティング部 リーダー)
KPMGヘルスケアジャパンにて、ヘルスケア業界に特化した戦略立案、M&A、事業再生など幅広いプロジェクトに従事。在任中にKPMGロンドンオフィスに赴任。2018年1月にフィリップスに参画。2020年7月より現職に就任し、医療機関や自治体に対して、課題解決やコクリエイションを通じて新たな価値提供を行うサービスや事業モデルの開発と推進をリード。
大田千晴 氏(東北大学大学院医学系研究科 発生・発達医学講座 小児病態学分野 助教)
西脇泰美 氏(帝人株式会社 ヘルスケア新事業部門 医療機器事業推進班 研究員)
2007年 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士課程 修了後、帝人ファーマ株式会社に入社。新規テーマとして立ち上げたテーマと共に、探索研究から開発研究に従事。2018年 帝人株式会社 ヘルスケア新事業部門に異動となり、埋込型医療機器の開発研究及び企画を担当。
藤井健治 氏(デンカ株式会社 ライフイノベーション部門 事業推進部)
2007年3月大阪大学大学院工学研究科生物工学コースを卒業。同年4月 電気化学工業株式会社(現在、デンカ株式会社)に入社。入社からライフサイエンス関連テーマの研究に従事。2019年より現在の部署に異動し、新規テーマ探索等を担当。
鈴木健二 氏(日本特殊陶業株式会社 ビジネスクリエーションカンパニー ビジネス戦略部 ベンチャーラボ東京課 副主管)
1999年大阪市立大学大学院卒業後、日本特殊陶業㈱入社。以降エンジニアとして半導体部品事業の研究開発を担当。マレーシア駐在し客先担当や営業業務にも行う。その後新規事業立ち上げに従事し現在に至る。2015年名古屋商科大学大学院卒(MBA)。
対象者
製品開発/事業開発に携わる方・東北大学に関心がある方・デザインシンキングに関心がある方・どなたでも大歓迎です
参加費
無料(要事前登録)
主催
LINK-J
共催
国立大学法人東北大学オープンイノベーション戦略機構